【書評】「空腹」が人を健康にする 南雲吉則

2012年6月11日月曜日

健康 書評 南雲吉則

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「空腹」が人を健康にする

(書名・画像はamazon様へのリンクになっています)

(内容はamazon様より拝借)
 ・内容
近年話題になっている「サーチュイン遺伝子」。 人間の生命力を司るこの遺伝子のスイッチをオンにするための条件が「空腹」。
つまり空腹時でないとこの遺伝子は作動しないのだ。
ところが現代人の生活は、お腹がすかなくても時間になれば食事をしてしまう。
そんな飽食に対して人間の体は対応できるようにはつくられていないため、様々な弊害を引き起こしているのだという。
その他、さまざまな医学情報や自身の体験をもとに、「一日一食」が人間にとってベストな食事法だということを説明、新たなライフスタイルを提案する画期的な本。
「一日一食」にするだけで「体の傷んだところが修復される」「自分の適正体重になる」「皮膚年齢がどんどん若返る」など、体にいいことが続々起こる!

お腹が「グーッ」と鳴ると、体中の細胞が活性化する!「生命力遺伝子」を活用して美しく元気に生きる方法。

・購入動機,感想とか
書店で平積みになっていた話題の1冊. 健康に関する本としては初めて.
南雲吉則氏の本はたくさん出ていますが,その中からこれをチョイス.

自分なりに本書の要点を箇条書きでまとめてみる.

1.生命力遺伝子は飢餓のときにしか発現しない。
生命力遺伝子を活性化させることこそが、長寿と健康をもたらす。

2.お腹がすいているとき、脳はもっとも活発に働く。

3.ゴボウのポリフェノールは、あらゆる植物の中で最強。

4.体を構成している栄養素と同じ種類の栄養素が、同じ比率で含まれているものがバランス
のとれた栄養。そのためには野菜、魚を丸ごと食べる。

5.砂糖が体を老化させ、命を縮める。

6.自然に存在する動植物に含まれている塩分だけで、十分に体を維持できる。

7.モチリンで胃をしぼりだし、グレリンが食欲を出させる、このとき成長ホルモンがでる。
さらにこのときサーチュイン遺伝子が傷を治してくれる。
次に食物がなければ内臓脂肪が燃やされ、アディポネクチンが分泌され血管を掃除
してくれる。

8.健康の3大要素,空腹,完全栄養,睡眠(午後10時~午前2時がゴールデンタイム)

9.第二の心臓は、背中の筋肉とふくらはぎ

10.お腹をすかせ、寒くするほど内臓脂肪は燃焼する。

1日1食は,合う人合わない人いると思うけど,
とりあえず,以下2点はたしかだと思う.
食べすぎはよくない.
空腹感も大事.

飽食による体の劣化ということを知るには,読みやすくオススメの1冊だと思います.


自己紹介

Japan
某電機メーカの知財部員(元エンジニア)です.

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